前回、重曹とお酢を使った掃除の仕方を紹介しました。
前回記事:重曹とお酢を掃除に徹底活用!節約掃除術
重曹とお酢を使いこなせば、頑固な汚れも簡単に落ちるのでぜひ活用して欲しいのですが、気を付けておきたいこともあるんですね。
重曹やお酢のそれぞれの特徴が、素材を傷めてしまう場合があります。
残念ながら「とりあえず使っておけばOK♪」じゃないんですね^^;
重曹だけが使えない素材、お酢だけが使えない素材、
そして両方使えない素材もありますので、
それぞれで気をつけたい素材を紹介します。
重曹を使ってはいけない素材
まずは、重曹を使ってはいけない素材です。
- 木製品
- 竹製品・漆塗り
- アルミ製品
- フローリング
- 畳
- テレビ・パソコンの画面
一つずつ説明します。
1.木製品
重曹には研磨作用がありますので、表面が削れてしまいます。
白木(塗料を塗っていない木材)の場合は黒ずんでしまいますし、
ニス塗りの場合もニスが剥がれてしまいますので、使ってはいけません。
木製のまな板に重曹を使ってしまう方も多いので、気をつけましょう。
木製品は重曹を使わず、酢水で雑巾がけか、
汚れがひどい場合は酢水をスプレーしておいて
しばらくしてから水拭きしましょう。
2.竹製品・漆塗り
竹製品や漆塗りは非常にデリケートですので、重曹でゴシゴシしてはいけません。
ぬるま湯洗いや米のとぎ汁洗いで十分ですが、
汚れがひどい時は1:9くらいの薄めの酢水でつけおきした後、洗い流せばよいでしょう。
3.アルミ製品
アルミ製品に重曹を使うと黒ずんでしまいます。
特に、アルミ鍋を重曹水で沸騰させてしまう方が多いようですので気をつけましょう。(他の素材の鍋は大丈夫です)
アルミ鍋の場合は酢水でひと煮立ちさせてから一晩放置し、
翌日すすぐ(必要であればスポンジでこすり洗い)と良いでしょう。
4.フローリング
研磨作用で床が傷ついてしまったり、ニスが剥がれてしまいます。
酢水で雑巾がけをして、水ぶきして下さい。
5.畳
畳に重曹を使うと、アルカリ成分が畳を黄ばませてしまいます。
バケツ1杯の水に大さじ2の酢水を作って、雑巾がけをすると良いでしょう。
6.テレビ・パソコンの画面
テレビやパソコンの画面も、非常にデリケートな部分です。
研磨作用で傷をつけてしまいます。
また、酢水に関しても、水分が多すぎると故障の原因になりますので気をつけましょう。
お酢を使ってはいけない素材
次は、お酢を使ってはいけない素材です。
- 鉄製品
- ペンキ塗装した木
- 人造大理石・コンクリート
- 車のボディ
1.鉄製品
鉄製のものに酢を使うと錆びてしまいます。
特にコンロ周りに使う場合は気をつけましょう。
五徳についてしまうと錆びたり変色したりする原因になります。
2.ペンキ塗装した木
酢水は木材の拭き掃除には使えますが、
ペンキ塗装した木材の場合は、塗装がはげてしまう場合があります。
また、重曹も傷を付けてしまいますので、この場合は重曹も酢も使わない方が良いでしょう。
3.人造大理石・コンクリート
腎臓大理石は酸に弱く、溶けてしまったり、白くなったりする場合があるので
お酢は使わないようにしましょう。
重曹は大丈夫ですが、水拭きだけでも十分です。
コンクリートも同様で、酸がゆっくりとかしていきます。
急激に溶けるわけではありませんが、黒くなったりする場合がありますので、
こちらも使わない方が良いでしょう。
4.車のボディ
車のガラス部分への酢はOKですが、ボディに酢を使うと錆びてしまいます。
ボディは重曹水とスポンジで行いましょう。
重曹の研磨作用も、車のボディなら大丈夫です。