2010年10月22日放送のがっちりアカデミーで、“治験”について少しだけ話されていました。
普通にバイトするよりも高額な報酬が貰えるということで紹介されていたんです^^
“治験”というのは、新薬を作った時「その効果の程はどうなのか?」というのを実際に試してみて確かめる試験のことです。
たとえば3,4日泊まりがけで薬の実験台になることで数万円の謝礼金が貰えることがありますし、通院でOKの場合もあります。
どのような試験をするかは、薬によって違います。
あくまでアルバイトではなく社会に貢献できるボランティアですので、”謝礼金”という形で報酬が貰えるんです。
今、新しい薬が次々と開発されていますが、世の中に新しい薬が出回る時、実はこのような段階を踏んで販売されているんです^^
治験は病気を治すチャンスになる?
治験をすることのメリットは、高額報酬ということもありますが、一番のメリットは自分の健康状態をチェックできるということ。
専門医の診察とアドバイスが受けられます。
健康な方の治験なら健康管理に役立てられますが、病気で悩んでいる方はさらにメリットがあります。
新しい技術や機械を使った治療法が受けられるということです。
しかも報酬を受け取りながら受けられるんです^^
もちろん、その治療を受けたからといって治るとは限りませんが、経済的な理由で治療が受けられなかったなどの場合は可能性がひらけてきますね。
治験って本当に大丈夫?
メリットだけを言うと上のようなことが挙げられますが、実際のところ、新しい薬を自分の体を使って実験するって、なんだか怖いですよね^^;
「本当に大丈夫なの?」と思ってしまうでしょう^^;
もちろん、薬を開発するときは「こう作ると効果があるはずだ」と考えられて作られていますし、作った後もマウス実験から始まって動物実験まで行い、その作用に問題はないか、副作用はないかなど、安全性や効果を確認しています。
ここまでやったら、高い確率で安全性は大丈夫でしょう。
でも、その後に必ずやらなければならないのが人で確かめることです。
この工程を通らないと、薬を販売することはできません。
新薬の試験は、万が一のことを考えてあらゆる方向から試験を行わないといけないんです。
つまり治験は、
動物では大丈夫だった
というのが前提になります。
人で確かめるのは、最終段階まで来ているということですね^^
高い確率で大丈夫だと思いますが、”万が一”のことがないとは限りません。
そのことを踏まえて治験を受けてみるか、やめておくかは自分次第です。
受けるなら、万が一の時にサポートする体制があるのかどうか、少なくともチェックしておくと良いですね。
治験の報酬額
治験にはフェーズ1からフェーズ4くらいまで段階を踏んで実験をする必要があるそうです。
マウス実験など、動物実験で安全性や効果が確認されて、治験として出てくる初めての段階がフェーズ1なんだそうです。
ここをクリアすればフェーズ2の治験、フェーズ3の治験と進みます。
なので、フェーズ1の治験はその後のフェーズの治験と比べて高額な謝礼金が貰えます。
何かあった場合のリスクが高い分、謝礼も高額というわけです。
治験の種類
治験には色々な種類があります。
まずは医学ボランティア会(JCVN)の治験です。
健康な方を対象にしたものから、糖尿病でお悩みの方、高血圧でお悩みの方、中性脂肪、悪玉コレステロール、うつ病・不眠、前立腺肥大、子宮筋腫・内膜症、ひん尿・尿漏れ、花粉症、たばこ病、骨粗鬆症、ドライアイ、健康食品・サプリメントといった治験もあります。
糖尿病のための治験モニターを募集しているところもあります。
こちらは人間ドックレベルの血液検査が無料で受けられるんですね。
または、病気ではありませんがこんな悩みに対する治験もあります!
治験に参加するには、住んでいる場所だったり、年齢だったり、健康状態だったり、入院・通院、検査によって色々な条件が設定されています。
興味のある方は、もし条件を満たしているのなら治験に参加してみてもよいかもしれませんね♪
もちろん、治験後の結果は自己責任ですけど^^;