がっちりアカデミー(2010年9月3日)で『お葬式に関する意外な ソントク』というものが紹介されていました。
お葬式は、たとえ病院で亡くなる方であっても、突然やってくることって珍しくありません。
亡くなったら悲しんでいる間もなく、すぐに準備に取り掛からなければならないんです。
葬儀屋さんを比べたり、費用はいくらかかるのか?どんなお葬式にするのか?なんて考えている暇はないんですよね。
なので、元気なうちから準備しておくことが大切です。
そして、葬儀費用を安くする方法もあります。
お葬式はお役所に頼むと超格安になっておトク!
これはほとんど知られていないサービスなんだそうですが、モノの値段に詳しい”物流コンサルタント”の坂口孝則先生いわく。。。
『お葬式は市町村にお願いすることができて、とても安く頼むことができるのです』
とのこと。
なんと、お役所にお葬式を頼めちゃうんですね!
ほぼ全国の市区町村で行われているサービスなので、ぜひ検討しましょう!
2009年時点でお葬式費用の全国平均はなんと約236.6万円!!!
2017年の調査では約196万円という調査報告があります。
大分下がりましたが、それでもかなりの金額ですね。
で、ここで東京都の区民葬料金を見てみると、
・祭壇・霊柩車・火葬・遺骨収集容器
これらを一番良いランクのモノにしても合計料金がなんと33万1635円!!!
この違い驚きですよね!
ただし!
ドライアイスや遺影写真などの料金は含まれていません。
オプションで付けることになります。
→《例》東京都の区民葬場合
・霊柩車・火葬・遺影写真・ドライアイス
・法要料理・式場(区所有のもの)・寝台車
この他いろいろ含めても→100万円以内
※お布施などは含まれていません!
お葬式の現状
今、日本人の約8割の人が病院で亡くなるといわれています。
身内を亡くし、どうしらいいのか分らない心の状態の時、各病院には専属の葬儀屋さんがいるので、その方に
「うちにお任せください」
と言われると、任せてしまうケースが多いのだそうです。。。
しかし!これでは、思っている以上に高い金額のお葬式代を払ってしまいかねないのです!
なので、冷静になって争議の方法を選ぶことが大切なのです。
その葬儀屋さんには、
「うちには決まったところがあるので、、、」
と、やんわりお断りをして、市民葬・区民葬の手続きをするとかなり金額を下げることができるのです。
市民葬・区民葬の手続き手順
- お役所の戸籍科へ行く。
- 死亡届を出す。
- 区民葬のお願いをする。
- 区民葬債権を受け取る。
- 券を持って指定の葬儀社へ。
事前に相談しておくのがオススメ
市民葬や区民葬については、お役所に聞けば教えてもらえます。
そして市区町村指定の葬儀社に事前に相談しておけば色々と慌てなくてすむし、安心して葬儀をすることができるので、おすすめです。
じゃあ、前もって、手を煩わせないために遺言書に書いておくのは?
自らが亡くなった後のことを考える話です。
そのパターンはよくあるのですが、遺言書に残すよりもきちんと話し合って決めるのがおすすめです。
遺言書に「葬儀はしなくてもいいです」と書いているにもかかわらず、亡くなってすぐにその遺言書を読まれる遺族の方は とても少ないのです。
なので、読まれずに葬儀が行われることがほとんど。
そうなるとあまり意味がありません。
普通のお葬式でも数十万円もトクをする方法がある?!
お葬式を通常の形で葬儀屋さんに頼む方も、必要以上にたくさん支払ってしまうパターンは多いようです。
「手厚く送ってあげたい」という思いと、急に決めなければならない、という状況が重なって、考えている間がなく決断してしまうからです。
悲しみいっぱいの時に慣れていない手続きをするだけでも大変ですよ。
なので事前に考えておくことが大事になってきます。
そうすれば予算のことも考えられるようになり、費用もかなり抑えられるのです!
お葬式の節約術
まず大切なのは、葬儀社に依頼をした時、見積書をもらって、しっかりチェックすること!
(言わないともらえないことが多い。。。)
※ここでの例は、参列者130人(親族30人・会葬者100人)規模の葬儀として考えます。
参列者130人の葬儀の場合、葬儀費用はだいたい合計約222万円!
これを、しっかり考えムダを省くことで、合計145万円(77万円の削減) にまで落とせてしまうのです!
ポイント1:花祭壇……60万円
最近は従来の祭壇ではなく、花祭壇にされるところが多いのだそうですが、花祭壇はその場限りで使えなくなるので、相場は高めになります。
が!これを半額に抑えることができちゃうのです。
それは、供花の組み込み!という方法。
それによって花祭壇が60万円から30万円に!
親戚や会社から頂く供花ですが、これが1基約1万5千円。
これを花祭壇に組み込んでもらうのです。
- 供花の数…予想参列者の5~10%程度だといわれています。
- 参列者…年賀状の枚数から予測します。
もちろん、これは無茶なことではなく、贈られた供花を花祭壇に組み込むことは可能なことなのです。
これで、祭壇にかかる費用を大幅に下げることができるのです。ポイント2:通夜振る舞いを見直す。
お通夜に来られた方へのおもてなしの通夜振る舞い。
なかなか気を使いますが、実際はお腹いっぱいにして帰る方はほとんどいません。。。なので、参列者が130人だからと言って、130人分注文しちゃうと大抵残ってしまう。。。
これが現状のようです。多めに頼んでしまいがちですが、処分にも困るので、通夜振る舞いは参列者の半分くらいの数にしましょう!
参列者130人の場合は、80人分でじゅうぶんのようです。ポイント3:見落としがちな式場使用料
式場を葬儀屋さんの用意してくれるところではなく、公営の式場を選ぶことで、通常の5分の1の料金で済む場合もあるのです。
式場の使用料:40万円→8万円(公営)
これらは地域によってサービス内容が違いますので、自分の地域ではどうなっているか、確認してみるとよいでしょう。